韓国の人は学校で韓国の歴史を学びます。
日本人が「織田信長」や「本能寺の変」などを知っているように、韓国の人は「太宗」や「第一次王子の乱」などを知っています。
既に、韓国人は時代劇を見るベースが日本人とは違います。
だから、韓国時代劇を観ながら、韓国の歴史を勉強していくと、より深く物語が理解でき、時代劇をもっと楽しむことができます。
韓国の歴史を知るなら歴史順が最適です。
韓国時代劇で韓国の歴史を知る
韓国の歴史は、大きく次の4つに分けられます。
2.高麗時代
3.朝鮮王朝時代(前期)
4.朝鮮王朝時代(後期)
歴史順で時代劇を見る
韓国の歴史を感じながら見るには、やはり、歴史的な出来事(史実)を扱ったドラマを年代順に見ることです。
まずは、次の順番で韓国の大きな歴史の流れを感じて下さい。
どのドラマも長編の見ごたえのある時代劇ですが、韓国の歴史を学びながらじっくり楽しめます。
時代 | 時代劇ドラマ |
古朝鮮・三国時代・南北国時代 | 朱蒙(チュモン) |
階伯(ケベク) | |
高麗時代 | 麗〈レイ〉 |
鄭道伝 | |
朝鮮王朝時代(前期) | 太宗イ・バンウォン |
大王世宗 | |
インス大妃 | |
朝鮮王朝時代(後期) | トンイ |
ヘチ 王座の道 | |
イ・サン | |
朝鮮王朝時代(終焉) | 緑豆の花 |
明成皇后 |
韓国時代劇を楽しく見れる順番は歴史順だけではありません。
違う視点で楽しみたい方は
こちら>>時代劇を見るおすすめの順番
日本で人気の時代劇、女性活躍の時代劇、男装の時代劇、タイムスリップ系などワクワクするドラマを一気にご紹介しています。
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三国時代の始まりと終わりを知る
朱蒙(チュモン)は部族国家が乱立する古朝鮮の中で、いち早く高句麗(コグリョ)を建国しました。
これにより、古朝鮮の時代が終わり三国時代が始まります。
三国時代の始まり朱蒙(チュモン)
話数:81話
監督:キム・グノン
脚本:チェ・ワンギュ
おすすめ度:初心者 ★★★☆☆
歴史好き★★★☆☆
史実とドラマの違い:
実在した人物が多く登場しますが、神話的な内容が脚本家の解釈で映像化されています。
見どころ:
高句麗の初代王となる朱豪の成長ぶりが見どころです。
注)おすすめ度は「初心者」と「歴史好き」に対するおすすめ具合を示しています。
三国時代の始まりを描いたドラマが朱蒙(チュモン)です。
三国とは次の三つの国を示します。
・高句麗(コグリョ)
・百済(ペクチェ)
・新羅(シルラ)
ドラマの朱蒙は最初は権力に興味のない若者でしたが、実の父親に武芸をならい強くなると次第に成長していきます。
義兄・帯素(テソ)との争いは最後までハラハラドキドキで見ることができます。
全60話完結でスタートしたドラマですが、視聴率が良く全81話まで延長されました。
韓国だけでなくアジアで大ヒットした韓国時代劇ドラマです。
見て間違いはありません。
三国時代の終わり階伯(ケベク)
話数:36話
監督:キム・グノン、チョン・デユン
脚本:チョン・ヒョンス
おすすめ度:初心者 ★☆☆☆☆
歴史好き★★★☆☆
史実とドラマの違い:
三国史記をベースに制作されたドラマです。しかし、階伯に関する記録は少なく、歴史的に大きな戦いにフィクションを織り交ぜたドラマになっています。
見どころ:
百済の滅亡を決定的にした黄山伐(ファンサンボル)の戦いが見どころです。
見どころの黄山伐(ファンサンボル)の戦いについてご紹介します。
新羅が唐の軍事支援を得て劣勢を挽回、連合軍で怒涛のごとく百済に攻め込みました。
百済の階伯は新羅の5万の大軍に対してたった5千の兵で立ち向かいました。
階伯は「出陣する前に妻子を自分の手で斬り殺した」といわれています。
4度の戦いに勝利しますが、最後は力尽き破れてしまいます。
階伯も戦死しました。
この戦いが歴史上、有名な黄山伐(ファンサンボル)の戦いです。
ドラマはこの戦いで終わりますが、史実では、この戦いを機に百済が滅びて韓国は三国時代の終わりを迎えます。
階伯の実話はこちらで詳しくご紹介しています
>>階伯(ケベク)の実話【ドラマの史実を徹底調査】
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高麗時代の始まりと終わりを知る
新羅が統一した朝鮮半島は、その後、新羅、後百済、後高句麗の三国に分裂した後三国時代を迎えました。
918年、王建(太祖)は後高句麗の王・弓裔を追して高麗を建国しました。
高麗は新羅、後百済を次々と滅ぼし、936年に朝鮮半島を再び、統一しています。
高麗時代初期の熾烈な後継者争いを知る「麗<レイ>」
話数:20話
監督:チョ・ユニョン
脚本:キム・ギュテ
おすすめ度:初心者 ★★★★★
歴史好き★☆☆☆☆
史実とドラマの違い:
第4代高麗王・光宗までの後継者争いがフィクションを交えて描かれています。
見どころ:
高麗建国当時の史実にそった後継者争いが見どころです。
高麗時代初期を知るなら「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜 」がおすすめです。
高麗を建国した太祖には6人の妻に25人の息子がいました。
そのため、初代高麗王の太祖が死んだ後の後継者争いは熾烈でした。
第2代高麗王:恵宗(ワン・ム)
第3代高麗王:定宗(ワン・ヨ)
第4代高麗王:光宗(ワン・ソ)
ドラマ「麗〈レイ〉」はタイムスリップしたヒロインのヘ・スが繰り広げるロマンスを中心としたファンタジー的なドラマです。
脚本も良く、太祖と2人の皇后、そして8人の皇子など実際に実在した人物も多く登場します。
高麗建国当時の後継者争いを知るには、初心者にとって良いドラマです。
高麗時代の終わりを知る鄭道伝
話数:50話
監督:カン・ビョンテク、イ・ジェフン
脚本:チョン・ヒョンミン
おすすめ度:初心者 ★☆☆☆☆
歴史好き★★★★★
史実とドラマの違い:
流刑地でのヤンジとの出会いはフィクションですが、ほぼ史実に忠実に描かれた本格的な時代劇です。
見どころ:
高麗滅亡から朝鮮建国までの激動の時代を李成桂の策士だった鄭道伝の視線で見ることができます。
高麗末期、国政を牛耳っていたのは高官のイ・イニムでした。
腐りきった高麗に嫌気がさした鄭道伝は李成桂の下で新しい国を作ることを決意します。
このドラマは、鄭道伝が朝鮮王朝を建国するまでの史実にある出来事を詳しく知ることができます。
この他にも、高麗時代のドラマには秀悦なドラマが多いです。
詳しくはこちらで紹介しています
>>高麗王の系図とドラマ【高麗王朝の韓国時代劇ドラマ一覧】
朝鮮王朝の建国を知る太宗イ・バンウォン
話数:32話
監督:キム・ヒョンイル
脚本:イ・ジョンウ
おすすめ度:初心者 ★☆☆☆☆
歴史好き★★★★★
史実とドラマの違い:
史実をベースに作られた本格的な正統派時代劇です。
見どころ:
既存のドラマでは描かれなかったイ・バンウォンの苦悩する人間的側面が見どころです。
「太宗イ・バンウォン」は架空のドラマが多くなった最近の時代劇において、久々の本格的な史実に基づいた時代劇ドラマです。
朝鮮王朝建国時の史実をエピソードを交え、かなり忠実に描いています。
また、政敵を次々と排除していく冷酷なイメージの強いイ・バンウォンですが、このドラマでは葛藤する人間的な面にもスポットを当てています。
実在した人物も多く登場し、果たした役割も忠実に描かれているので、あらためて歴史を確認するには大変よいドラマです。
本で読んだ内容が映像として見れるので、更に理解が深くなります。
イ・バンウォンの実話についてはこちらで詳しくご紹介しています。
>>太宗 イバンウォンの実話【朝鮮王朝を築いた李芳遠の生涯】
朝鮮王朝の基礎を築いた大王世宗
話数:86話
監督:キム・ソングン
キム・ウォンソク
脚本:ユン・ソンジュ、キム・テヒ
おすすめ度:初心者 ★★★☆☆
歴史好き★★★★★
史実とドラマの違い:
細かいエピソードは除き、史実に忠実に描かれた作品です。
見どころ:
作品を通して世宗の残した多くの業績の一つ一つを知ることができるのが見どころです。
政治、文化、農業、科学など多くの分野で多大な業績を残した王は聖君と呼ばれる第4代王・世宗です。
朝鮮王朝時代の基礎は世宗の時代に成し遂げられたと言っても間違いありません。
そんな世宗の生涯を描いたドラマが「大王世宗」です。
「太宗イ・バンウォン」の続編として観ると、前半はラップしますが、分かりやすいと思います。
「ファン・ジニ」の女性脚本家・ユン・ソンジュが脚本を担当しており、人間世宗が繊細に描かれています。
全86話と少し長いドラマですが、史実を丁寧に扱っており、世宗の時代の登場人物や出来事を一通り知りたい方にはおすすめです。
朝鮮王朝前期の代表的な出来事を知るインス大妃
話数:60話
監督:イ・テゴン
脚本:チョン・ハヨン
おすすめ度:初心者 ★★★☆☆
歴史好き★★★★★
史実とドラマの違い:
実在した人物を多く登場させてて、史実をべースに作られた作品です。
見どころ:
第5代王・文宗から第10代王・燕山君にわたる朝鮮王朝もっとも波乱に満ちた時代の歴史的事件の数々が見どころです。
朝鮮王朝時代前期の代表的な出来事と言えば、幼い王端宗(タンジョン)を廃位して、王となった首陽大君(スヤンテグ)のクーデターです。
王家に生まれ、才能にも恵まれたが、次男ということで王になれなかった首陽大君が、クーデターを起こして政敵を殺して王になっていくストーリーは多くのドラマになっています。
その中でもおすすめなのが、王妃になることを目的に首陽大君の息子と結婚したインス大妃の物語です。
4代に渡る王をインス大妃の人生を中心に見ることができます。
朝鮮王朝後期の代表的なできごとを知るトンイとイ・サン
朝鮮王朝時代後期でおすすめなのが、トンイとイ・サンです。
いすれも、イ・ビョンフン監督の代表的な作品です。
英祖の母・淑嬪崔氏の物語トンイ
話数:60話
監督:イ・ビョンフン
脚本:キム・イヨン
おすすめ度:初心者 ★★★★★
歴史好き★★☆☆☆
史実とドラマの違い:
淑嬪崔氏(トンイのモデル)の記録は少なく、そのため、側室として昇進していく過程の出来事の多くはフィクションです。
見どころ:
最初は危なげな演技が、最後は母として貫禄ある演技になるトンイ役ハン・ヒョジュの女優としての成長も見どころです。
ドラマ「トンイ」は最下層の身分から、王の側室の最高位までなった淑嬪崔氏(スクピンチェシ)の人生を描いた物語です。
日本でも大ヒットしたドラマなのでご存知のかたも多いと思います。
トンイについてはこちらで興味深いエピソードを紹介しています。
>>トンイは実話か創作か?【実は粛宗の最愛の人ではなかった】
聖君・正祖の物語イ・サン
話数:77話
監督:イ・ビョンフン、キム・グノン
脚本:キム・イヨン
おすすめ度:初心者 ★★★★☆
歴史好き★★★★☆
史実とドラマの違い:
概ね史実に沿っていますが、子供の頃の話は全てフィクションです。ソンヨンは実在の人物がモデルですが、護衛武士テスは架空の人物です。
見どころ:
イ・ビョンフン監督は単なる王の物語でなく、王、護衛武士、側室の成長物語として描いたといいます。3人の子供の友情にも注目してください。
イ・サンはトンイの子供の第21代王・英祖(ヨンジョ)の孫にあたる王・正祖(チョンジョ)です。
正祖は世宗と並び、聖君と称される王です。
ドラマ「イ・サン」で、トンイが王様からもらった指輪が大事なところで出てくる場面も有名です。
イ・サンの方がトンイよりも先に作られていることも考えると、その連続性に感心します。
イ・サンの実話を詳しく知りたい方は
こちら>>イ・サンの実話【イ・サンのモデル 正祖の史実を徹底調査】
若き日の英祖を知るヘチ 王座の道
話数:48話
監督:イ・ヨンソク
脚本:キム・イヨン
おすすめ度:初心者 ★★★★☆
歴史好き★★☆☆☆
史実とドラマの違い:
大きな流れや出来事は史実をベースにして、フィクションを交えて物語性を高めた作品です。
見どころ:
即位直前の若い頃の英祖が見どころです。
ドラマ「ヘチ 王座の道」は即位前後の延礽君(英祖)が主役の物語です。
「トンイ」が英祖の子供時代、「ヘチ 王座の道」が英祖の青年時代、そして、「イ・サン」が英祖の老年時代を描いています。
キム・イヨンが脚本を担当しているので、英祖がどのように育ち、成長していったのか同一思想で一貫して見ることができます。
延礽君の即位前後の実話を知りたい方は
こちら>>ヘチ 王座への道の実話とは【英祖が王になるまでの史実を検証】
トンイ、ヘチ 王座の道、イ・サンの順番で見るのがおすすめです。
ヘチ 王座の道とトンイとの関係は>>ヘチ王座への道とトンイの密接な関係【知れば知るほど面白い】で紹介しています。
いずれも、かなりの大作なので一つの作品を見るだけでも大変ですが、韓国の歴史をときには勉強しながら、ぜひ、楽しんで御覧下さい。
朝鮮王朝の終焉を知る明成皇后と緑豆の花
500年以上におよぶ朝鮮王朝も第27代王・純宗で終わりを迎えました。
朝鮮王朝の終わりを知るのにおすすめなのが明成皇后と緑豆の花です。
歴史的な事件に俗説を盛り込んだ明成皇后
話数:124話
監督:ユン・チャンボム
シン・チャンソク
脚本:チョン・ハヨン
おすすめ度:初心者 ★☆☆☆☆
歴史好き★★★★☆
史実とドラマの違い:
俗史的なエピソードも盛り込んで、ほぼ史実どおりに作られた作品です。
見どころ:
朝鮮末期の出来事として、日本人があまり知らない韓国における日本の朝鮮侵略が見どころです。
500年以上におよぶ朝鮮王朝が終焉に向かって進む時代を明成皇后、高宗、興宣大院君の3人を中心に描かれた超大型時代劇です。
全124話はさすがに見るのが大変ですが、内容の面白さに引き込まれ終盤は話数が多いのも気になりませんでした。
歴史的な事件に俗説を盛り込んだストリート展開は飽きることなく最後まで見ることができます。
日本の朝鮮侵略を見ることに抵抗があるかもしれませんが、朝鮮王朝末期の出来事を知るには最適のドラマです。
そして、何より明成皇后を演じたムン・グニョン、イ・ミヨン、チェ・ミョンギルの3人の女優が素晴らしい演技を見せています。
正統派時代劇の緑豆の花
話数:60話
監督:シン・ギョンス
脚本:チョン・ヒョンミン
おすすめ度:初心者 ★★★☆☆
歴史好き★★★★☆
史実とドラマの違い:
甲午農民戦争をベースに史実に忠実に描かれた作品です。但し、ペク・イガンとペク・イヒョンの兄弟は架空の人物であり、兄弟及びペク家の出来事は全てフィクションです。
見どころ:
チョン・ボンジュンが起こした小さな民乱が全国的な農民戦争に発展していく過程が見どころです。
朝鮮王朝末期の歴史的事件「東学党の乱」を背景にした架空の兄弟イガンとイヒョンの物語です。
監督は「六龍が翔ぶ」のシン・ギョンスなのでまさに正統派時代劇です。
困窮する農民の反乱、日本と清が朝鮮を挟んでの対立、日清戦争への突入などの朝鮮王朝の終焉に起こった歴史的な事件を知ることができます。
数々の賞を受賞した見ごたえのあるドラマです。
ドラマの実話を詳しく知りたい方は
こちら>>緑豆の花の実話とは?隊長ペク・イガンは実在した人物か?
ドラマが扱った歴史的事件
紹介した時代劇ドラマが扱った歴史的事件を年代順でご紹介します。
ドラマを観るときの参考にしてください。
ドラマ | 年 | 歴史的事件 | 概要 |
朱蒙 | BC37 | 高句麗が建国される | 朱蒙が高句麗を建国し初代大王になる |
階伯 | 660 | 黄山伐の戦い (ファンサンボル) |
階伯の百済軍5000人と新羅軍5万人の黄山伐での戦い |
麗<レイ> | 943 | 高麗初期の後継者争い | 初代王・太祖の死後、熾烈な後継者争いが第4代王・光宗まで続く |
鄭道伝 | 1380 | 荒山大捷 (ファンサンテチョブ) |
李成桂が荒山で倭寇を打ち破った歴史的勝利 |
1388 | 戊辰被禍 | 李光の土地強奪事件を機に、イ・イニム一派が粛清された事件 | |
太宗イ・バンウォン 鄭道伝 |
1388 | 威化島回帰 (ウィファドフェグン) |
遼東征伐で李成桂が威化島で回帰、禑王を廃位させたクーデター |
1398 | 第一次王子の乱 | 李芳遠が世子の李芳蕃とその兄の李芳碩、鄭道伝らを殺害した事件 | |
太宗イ・バンウォン | 1400 | 第二次王子の乱 | 李芳遠に対する不満から兄の李芳幹が起こした反乱。李芳遠が鎮圧 |
太宗イ・バンウォン 大王世宗 |
1418 | 姜尚仁の獄事 (カン・サンイン オクサ) |
太宗が昭憲王后の父・沈温に濡れ衣を着せて一族を処罰した事件 |
大王世宗 | 1419 | 己亥東征 (キヘドンジョン) |
倭寇討伐のために227隻の船と約2万の兵で対馬に侵攻した事件 |
1443 | ハングルの創製 | 第4代国王・世宗が、訓民正音の名で初めてハングルを公布 | |
インス大妃 | 1453 | 癸酉靖難 (ケユジョンナン) |
首陽大君が皇甫仁、金宗瑞らを殺害したクーデター |
1456 | 死六臣事件 (サユクシン) |
端宗復位の計画が失敗して、文臣の6人が処罰された事件 | |
1498 | 戊午士禍 (ムオサファ) |
成宗実録の王室侮辱の箇所を指摘、燕山君が士林派を粛清した事件 | |
1504 | 甲午士禍 (カブジャサファ) |
燕山君が母・尹氏の死に関係した者を粛清した事件 | |
1506 | 中宗反正 (チュンジョンバンジョン) |
暴政を繰り返した燕山君は廃位して、中宗を即位させたクーデター | |
トンイ | 1689 | 己巳換局 (キミファングク) |
世子冊封の問題で西人が失脚、南人が政権を掌握した政権交代劇 |
1694 | 甲戌換局 (カプスルファングク) |
仁顕王后の復位問題で西人(少論派)が政権を掌握した政権交代劇 | |
ヘチ王座への道 | 1721 | 辛壬士禍 (シニムサファ) |
少論派による老論派の粛清事件(辛丑獄事と壬寅獄事の総称) |
1728 | 李麟佐の乱 (イ・インジャ) |
李麟佐が景宗の復讐を大義名分として起こした乱 | |
イ・サン | 1762 | 壬午禍変 (イモファビョン) |
英祖が思悼世子を米びつに閉じ込めて餓死させた事件 |
1790 | 武芸図譜通志の完成 | 正祖の命令でペク・ドンスが編集した武芸の説明書 | |
明成皇后 | 1882 | 壬午軍乱 (じんごぐんらん) |
閔氏政権に対する不満から朝鮮人兵士が起こした反乱 |
1884 | 甲申政変 (こうしんせいへん) |
親清派勢力の一掃を狙った急進開化派によるクーデター | |
明成皇后 緑豆の花 |
1894 | 甲午改革 (こうごかいかく) |
日本指導の下で行われた近代化改革 |
1894 | 甲午農民戦争 | 貧困に苦しむ農民が全琫準を中心に起こした暴動 | |
明成皇后 | 1895 | 乙未事変 (いつびじへん) |
明成皇后が三浦梧楼らの計画に基づいて、殺害された事件 |
この他にも歴史的事件を扱った時代劇は多くあります。
興味のある方はこちら>>実話ベースの韓国時代劇【歴史的事件を扱った物語】
まとめ
韓国時代劇ドラマを一度、歴史順に並べる。
そして、歴史順に見ていくことで韓国の歴史が分かり、ドラマの面白さも倍増します。
「史実を基にした時代劇を歴史順に見る」
これ絶対におすすめの鑑賞方法です!
ここで、ご紹介したドラマ以外にも韓国の時代を代表するドラマは沢山あります。
一通り見たら、ぜひ自分のお気に入りを探して下さいね。