ドラマに登場するトンイの王子は2人ですが、史実の淑嬪崔氏は何人の王子を産んでいたのでしょうか。
朝鮮王朝実録から、実際にトンイ(淑嬪崔氏)が生んだ王子を調べてみました。
トンイの子供は何人?
トンイのモデルとなった淑嬪崔氏には3人の王子がいました。
次男:昑(クム)第21代王・英祖
三男:名前はなし
長男の永壽(ヨンス)は、ドラマにも登場しましたが、生まれて2ヶ月で亡くなっています。
次男はご存知、昑(クム)で、後の第21代王の英祖です。
三男はドラマには登場しませんが、クムが生まれてから4年後の1698年に生まれました。
トンイ(淑嬪崔氏)が29歳のときです。
しかし、この王子は生まれて3日で亡くなってしまいました。
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粛宗実録で見る王子の誕生
朝鮮王朝実録(粛宗実録)には、3人の王子の誕生が記録されています。
王子生, 卽(昭儀)〔淑媛〕 崔氏出也。
引用元:粛宗実録1693年10月6日
昭儀崔氏(トンイ)が王子を産んだことが、記録されています。
この王子は長生きするようの永壽(ヨンス)と名付けられますが、残念なことに、2ヶ月後に亡くなりました。
ドラマでは、永壽は麻疹で亡くなっていますが、史実での死因は不明です。
壬午/新生王子卒。
禮曺引仁祖己巳年, 二歲大君卒逝時, 竝勿擧行禮葬之例稟啓。 命勿擧行。
引用元:粛宗実録1693年10月6日
新しい王子が亡くなったこと。
前例に従い、葬儀は行わないよう命じたことが記録されています。
しかし、翌年の1694年9月20日にあの昑(クム)が誕生しました。
昑(クム)は「明るい光」を意味しています。
粛宗実録にも
淑儀崔氏生王子, 例設護産廳, 上賞廳中, 宦侍醫官以內廐馬。
引用元:粛宗実録1694年9月20日
淑儀崔氏に王子が生まれたこと。授乳室が設置されたことが記録されています。
そして、それから4年後に再び、王子が生まれました。
しかし、その王子は名前を付ける間もなく、3日後に亡くなっています。
壬午/新生王子卒。
引用元:粛宗実録1698年7月10日
生まれたばかりの王子が亡くなったことが記録されています。
このように、史実ではトンイ(淑嬪崔氏)に3人の王子がいたことがわかります。
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まとめ
朝鮮王朝実録を見ると、トンイ(淑嬪崔氏)には3人の王子がいたことが分かります。
残念ながら、昑(クム)以外の王子は生まれてすぐに亡くなっていました。
しかし、側室の王子についての記録はほとんど残されていませんでした。