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【納得!】トンイとイサンの関係を相関図で詳しく解説

トンイとイサン、いずれも大ヒットした人気作品ですが、2人はどのような関係なのでしょうか?

2人を結びつける家系を相関図で詳しくご紹介します。

 

トンイとイサンの相関図

トンイとイサンの関係を示す相関図をご紹介します。

<トンイとイサンの相関図>

イサンは英祖の孫になるので、トンイからみてイサンはひ孫になります。

トンイの血が歴代の王に脈々と流れていることが分かりますね。

 

ドラマではトンイの子供は2人ですが、淑嬪崔氏(スクピン チェシ)には3人の子供がいました。

<淑嬪崔氏の子供>
長男:永壽(1693年 早世)
次男:英祖(第21代王)
三男:王子(1698年 早世)

最初の子供は、長く生きるようにと永壽(ヨンス)と名付けられましたが、2ヶ月で亡くなっています。

また、3番目の子供は生まれてわずか3日で亡くなりました。

<粛宗の家族>

第19代国王・粛宗
正室 仁敬王后 2女 2人の公主 早世
仁顕王后 子女なし
仁元王后 子女なし
側室 禧嬪張氏 2男 李昀 第20代 景宗
盛寿 早世
淑嬪崔氏 3男 永壽 早世
延礽君 第21代 英祖
王子 早世
䄙嬪朴氏 1男 延齢君 21歳で死去
寧嬪金氏 子女なし
貴人金氏 子女なし
昭儀劉氏 子女なし

 

英祖は6人の妻との間に9人の子供をもうけましたが、男の子は2人でした。

英祖の息子
・孝章世子(ヒョジャンセジャ):(1728年 早世)
・思悼世子(サドセジャ)

孝章世子は世子にはなりましたが、9歳で病死しています。

思悼世子は、ご存知のように英祖に米びつに閉じ込められて餓死してしまいます。

<英祖の家族>

第21代国王・英祖
正室 貞聖王后 子女なし
貞純王后 子女なし
側室 靖嬪李氏 1男2女 和億翁主 早世
孝章世子 早世
和順翁主
暎嬪李氏 1男6女 和平翁主
和協翁主
荘献世子 尊称:思悼世子
和緩翁主
他に3人の翁主 早世
貴人趙氏 2女 和柔翁主
他に1人の翁主 早世
淑儀文氏 2女 和寧翁主
和吉翁主

このように、粛宗も英祖も男の子にはなかなか恵まれませんでした。

なお、表には◯◯翁主と言われる方が多く出ていますが、簡単に説明しておきますね。

<豆知識>公主と翁主とは
正室が生んだ娘は公主(コンジュ)、側室が生んだ娘は翁主(オンジュ)という称号が与えられました。ちなみに、正室が生んだ男の子は大君(テグン)、側室の男の子は君(クン)という称号が与えられました。
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トンイ、ヘチ、イサンの相関図

英祖の若い頃をを描いたドラマ「ヘチ王座への道」が放映されましたが、トンイ、ヘチ、イサンの相関図は次のとおりです。

<トンイ、ヘチ、イサンの相関図>

ヘチ王座への道には、粛宗の側室である䄙嬪朴氏の息子・延齢君が登場します。

䄙嬪朴氏及び息子の延齢君について詳しくはこちら>>トンイのファンにはショックな真実

 

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作品の監督と脚本家

トンイとイサンの監督は韓国時代劇の巨匠・イ・ビョンフン監督ですが、トンイ、ヘチ、イサンの脚本家は全てキム・イヨンが担当しています。

つまり、この3作品は同一の思想で書かれています。

作品名 監督 脚本家 製作年
イサン イ・ビョンフン キム・イヨン 2007年
トンイ イ・ビョンフン キム・イヨン 2010年
ヘチ イ・ヨンソク キム・イヨン 2019年

キム・イヨンとイ・ビョンフン監督は時代劇でタッグを組んで、大ヒット作品を生み出してきました。

トンイ、イサン以外では2012年放送の馬医でもタッグを組んでいます。

 

トンイとイサンの指輪のエピソード

トンイとイサンの指輪のエピソードは、時代劇ファンには有名なので知っている方も多いと思います。

イサンが2007年、トンイが2010年に作られているので、英祖が指輪をソンヨンに渡した場面が先に撮られていた事になります。

このとき英祖は「この指輪は余の母(トンイ)にもらったものだ」と言って、ソンヨンに差し出します。

そして、トンイは粛宗からこの指輪をもらいます。

<粛宗からもらった翡翠の指輪>

脚本家のキム・イヨンは、このシーンはファンのコメントからヒントを得たと言います。

そのコメントとはインターネットの掲示板に書かれた「粛宗の時代と英祖の時代は近いのだから、何かつながりを描いてみては」という内容でした。

ちょっとした遊びで入れたシーンですが、ファンの間ではお気に入りの逸話となっています。

 

全てに登場する英祖とは

トンイ、イサン、ヘチの全てのドラマに登場するのが、第21代国王の英祖です。

在位期間もおよそ52年間と長く、名君と言われています。

そのため、英祖が登場するドラマも数多く撮られています。

英祖が登場するドラマ

日本で公開された英祖が登場するドラマは次のとおりです。

大王の道
(1998年:パク・クニョン)
洪國榮 ホン・グギョン
(2001年:チェ・ブラム)
暗行御史パク・ムンス
(2002年:チョ・ミンギ)
張禧嬪 チャン・ヒビン
(2002年、:イ・ミンホ)
正祖暗殺ミステリー 8日
(2007年、:キム・ソンギョム)
イサン
(2007年、:イ・スンジェ)
トンイ
(2010年、:イ・ソノ、イ・ヒョンソク)
ペク・ドンス
(2011年、:チョン・グックァン)
秘密の扉
(2014年、:ハン・ソッキュ)
赤い月
(2015年、:キム・ミョンゴン)
テバク〜運命の瞬間〜
(2016年、:ヨ・ジング)
ヘチ 王座への道
(2019年、:チョン・イル)
赤い袖先
(2021年、:イ・ドクファ)

注:( )内は英祖を演じた俳優

 

英祖を演じた俳優

現在までに、英祖を演じた俳優は、上記のドラマの中で()内に記載しています。

英祖の子供演じて有名なのは、もちろん、トンイでクムを演じたイ・ヒョンソクでしょう。

 

また、若い頃の英祖としては、テバクのヨ・ジングやヘチ 王座への道のチョン・イルですね。

晩年の英祖としては、イサンのイ・スンジェが演じる英祖が私は大好きです。

 

秘密の扉で英祖を演じたハン・ソッキュが、しきりに水で耳を洗うシーンが出てきますが、これは困ると乱心して口と耳を洗う英祖の実際の癖だそうです。

 

トンイとイサンが登場するドラマ

トンイ(淑嬪崔氏)はイ・ビョンフン監督が初めてドラマに取り上げましたが、それまでは、脇役的な目立たない存在でした。

しかし、イ・ビョンフン監督はトンイをドラマの中心として、明るく、前向きな女性として描きました。

従って、ドラマ「トンイ」以外に登場する淑嬪崔氏のイメージはかなり違ったものに感じるでしょう。

 

トンイ(淑嬪崔氏)が登場するドラマ

日本で公開されている淑嬪崔氏が登場するドラマです。

妖婦 張禧嬪(1995年)
大王の道(1998年)
張禧嬪-チャン・ヒビン-(2003年)
トンイ(2010年)
チャン・オクチョン-張禧嬪-(2013年)
テバク~運命の瞬間 (とき) (2016年)

 

イサン(正祖)が登場するドラマ

朝鮮王朝の国王なかでも名君と言われ、波乱万丈の生涯を送った正祖だけあって、取り上げられてドラマも数多くあります。

日本で公開されている正祖が登場するドラマは次の通りです。

・朝鮮王朝五百年 正祖大王
 〜偉大なる王の肖像〜(1989年)

・王道(1991年)
・大王の道(1998年)
・牧民心書
 〜実学者チョン・ヤギョンの生涯〜(2000年)

・洪国栄 ホン・グギョン(2001年)
・漢城別曲(2007年)
・正祖暗殺ミステリー 8日(2007年)
・イサン(2007年)
・風の絵師(2008年)
・チョン・ヤギョン
 〜李氏朝鮮王朝の事件簿〜(2009年)

・トキメキ成均館スキャンダル(2010年)
・キム・マンドク〜美しき伝説の商人(2010年)
・ペク・ドンス(2011年)
・秘密の扉(2014年)
・赤い月(2015年)
・赤い袖先(2021年)

 

まとめ

トンイとそのひ孫であるイサンの関係を相関図などを使いながら詳しくご紹介してきました。

粛宗も英祖も男の子に恵まれなかった家系でした。

跡継ぎの問題は、いつの時代、どの国でも同じですね。

 

この時代は調べれば調べるほど、新しい真実が分かり興味がつきません。

分かることには限りはありますが、分かったことは、できるだけ正確にご紹介していきます。

ご期待ください。

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