ドラマ「善徳女王」でパク・ウンビンは宝良(ポリャン)という重要な役を演じました。
ミシルを祖母にもつ宝良はドラマ後半から登場、ユ・スンホ演じる金春秋(キム・チュンチュ)と結婚します。しかし、この展開には驚くべき事実がありました。
ドラマと史実の違い|本当に結婚したのは宝良ではなかった?
パク・ウンビンが「善徳女王」で演じた宝良(ポリャン)は実在の人物ですが、史実では金春秋(キム・チュンチュ)と結婚していません。
実際に結婚したのは妹の宝羅(ポラ)で、二人の間には長女・古陀炤(コタソ)らが誕生しています。

当サイト「雲の上はいつも晴れ」が独自に作成した家系図
<史実における宝羅と宝良の関係>
ドラマの誤りは「花郎世紀」という史料に由来しています。そこには、確かに宝良が妻と記されていましたが、別の記録では宝良は武将・金良図の妻と記され、内容に矛盾がありました。
後の研究で、「宝良が妻」は誤記で筆写時のミスが原因であるとされました。ドラマが史実と異なる人物設定を採用したと考えられます。
【PR】スポンサーリンクユ・スンホとの驚きの関係|共演の歴史と子供時代の出会い
パク・ウンビンとユ・スンホは、実は長い共演歴があります。「善徳女王」より2年前の2007年、ペ・ヨンジュン主演の「太王四神記」で二人は共演していました。
そのドラマでは、パク・ウンビンは神女キハの少女時代を、ユ・スンホはタムドク(高句麗の王)の少年時代を演じています。
それだけではありません。二人は幼少期に子供服のモデルとしても共演しており、芸能界入り前からの縁があったのです。
<パク・ウンビンとユ・スンホ>
さらに、2012年のドラマ「プロポーズ大作戦~Mission to Love」では、二人は初のキスシーンにも挑戦しました。このドラマでは、少年少女時代から共に成長してきた二人の演技の成熟ぶりが話題となりました。
【PR】スポンサーリンクパク・ウンビンの時代劇キャリア
1998年に子役としてデビューしたパク・ウンビンは、当時から多数の時代劇に子役として出演してきました。
「善徳女王」に出演したときには、すでに芸歴11年を超えるベテランで、その安定した演技は高く評価されました。
商道(2001年、イプン役)
王の女(2003年、ソ・ソンイ役)
武人時代(2003年、李義方の娘役)
太王四神記(2007年、ソ・ギハ役)
子役時代のドラマついては
>>パク・ウンビンは子役から時代劇で活躍するベテラン女優で詳しくご紹介しています。
善徳女王での演技が認められたパク・ウンビンは、その後積極的に時代劇に出演しています。
善徳女王(2009年、宝良役)
千秋太后(2009年、ファンボ・ソル役)
階伯(2011年、モク・ウンゴ役)
ホジュン(2013年、イ・ダヒ役)
秘密の扉(2014年、恵慶宮役)
2014年以降、しばらく、時代劇への出演がありませんでしたが、久しぶりに、日本でも大ヒットした恋慕で王様役を演じ、国際的に注目されました。
恋慕(2021年、イ・フィ役)
まとめ
「善徳女王」でのパク・ウンビンの演技は、史実とは異なる設定ながらも、宝良役としての存在感は視聴者に強い印象を残しました。
彼女の長い時代劇キャリアを見ても、実力派俳優として確固たる地位を築いてきたことが分かります。
また、パク・ウンビンとユ・スンホは、多くの作品で共演していますが、実は幼少期に子供服のモデルとしても共演しており、当時から縁があったとは思いがけない発見でした。
近年では、「恋慕」や「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が日本でも大ヒット、日本でも人気が急上昇中です。今後もパク・ウンビンの活躍から目が離せません。