ドラマ「ホジュン」に登場するイェジンには実在した人物か?
「ホジュン」で一躍、人気を得たイェジンの登場背景から製作の裏話まで詳しく解説します。
イェジンは実在した人物か?
ドラマ「ホジュン」に登場するイェジンは、実は、歴史上の人物ではなく創作された架空の人物です。
脚本家のチェ・ワンギュは60話以上の物語を作るにあたり、ホジュンとダヒの夫婦関係だけ物語を描くのは困難と判断しました。そこで、イェジンを登場させたそうです。
ホジュンの史実に加えて、新たな恋愛要素を取り入れ、物語に深みを持たせる狙いがありました。
実は、イェジンは途中で亡くなる予定でしたが、視聴者の反響が予想以上に大きく、最後まで登場することなったといいます。
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イェジンが女の子を連れて、ホジュンのお墓を訪れるシーンでドラマは終わります。
彼女が最後まで医療に携わっていたかは不明ですが、最後まで独身であったことは間違いないようです。
この余韻を残す最終回の結末に対して、視聴者からは「切ない」「美しい」といった声が多く寄せられました。
イェジンと少女が河原を歩くシーンは脚本家・チェ・ワンギュのお気に入りのシーンだそうです。
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もともとのシナリオにはホジュンとイェジンのラブストーリーが存在していました。しかし、偉大な医師になるという目標のために、最後まで心を打ち明けない設定に変更されました。
従って、物語におけるホジュンの心の内を知ることはできませんが、ホジュンを演じたチョン・グァンリョルは「ホジュンはイェジンを心の底から愛していた」とインタビューで述べています。
脚本には描かれなかった“想い”を込めて、チョン・グァンリョルはホジュンを演じていたと考えられます。
ユ・ドジは実在した人物?|イェジンを愛したライバル
秀才の医官ユ・ドジは、創作された架空の人物です。彼を強い存在として描くことで、ホジュンの生涯にわたるライバルとして物語に緊張感をもたらしました。
ユ・ドジの存在によって、物語はより波乱に富んだ展開となり、ホジュンとの出世争いは見応えのあるものになりました。
また、イェジンやユ・ドジといった架空の登場人物たちが加わることで、ホジュンの物語には厚みが増し、より感動的に描かれています。
イェジン役は最初、イ・ヨンエだった|配役の裏話
イ・ビョンフン監督が考えたイェジン役は、最初はチャングムのイ・ヨンエだったそうです。
しかし、スケジュールが合わず、当時はほとんど名前も知られていないファン・スジョンになりました。韓国の古典的な女性美とその雰囲気が決め手だったそうです。
結果的にこのキャスティングは大成功となり、ファン・スジョンは一躍大スター女優の仲間入りを果たしました。
まとめ
イェジンは架空の人物ですが、その存在によってドラマ「ホジュン」は多くの視聴者の心をつかみ、より感動的な人間ドラマとなりました。
さらに、そんなイェジンの誕生には脚本家や監督の生みの苦しみがあり、その制作秘話には、驚きと共に再発見の喜びがありました。
こうした舞台裏を知ることで、単なる時代劇としてではなく、「ホジュン」という作品の奥深さや魅力を、より深く味わうことができます。