Googleのアドセンス広告を表示しています

チャングムのヨンセンは実在した側室・淑媛李氏【驚きの真実】

チャングムの親友ヨンセンのモデルは実在した側室の淑媛李氏(スグォン・イシ)です。

しかも、ヨンセンの子供も実在しているんです。

 

ヨンセンのモデルは実在した淑媛李氏

ヨンセンのモデル・淑媛李氏(スグォン・イシ)はドラマとは違って、重臣の娘さんです。

つまり、偉い人の娘さんですね。

 

淑媛李氏は宮廷に入り、王様・中宗の目に止まり、寵愛を受けます。

そして、子供ができたことで側室となり従四品淑媛の称号が与えられます。

淑媛李氏は女の子を二人産みますが、 1520年に二人目のお産のときに亡くなります。

実は、淑媛李氏については詳しい史実は残っていません。

 

中宗には3人の王妃と9人の側室がいました。

子供は、その後の王になる仁宗と明宗を含めて9男11女の20人もいたんです。

ヨンセンのモデルの淑媛李氏は淑媛(スグォン)の称号なので側室としては一番最下位の称号でした。

<王妃>
端敬王后 (子供なし) (子供なし)
章敬王后 1男1女 世子・峼(第12代王・仁宗 )
孝恵公主
文定王后 1男4女 慶原大君(第13代王・明宗 )
懿恵公主
孝順公主
敬顕公主
仁順公主
<側室>
敬嬪朴氏 1男2女 福城君
恵順翁主
恵静翁主
熙嬪洪氏 2男 錦原君
鳳城君
昌嬪安氏 2男1女 永陽君
徳興君 (第14代国王宣祖の父)
静慎翁主
貴人韓氏 (子供なし)
淑儀洪氏 1男 海安君
淑儀李氏 1男 徳陽君
淑儀羅氏 (子供なし)
淑媛李氏
(ヨンセン)
2女 貞順翁主(ヨンセンが生んだ女の子
孝静翁主
淑媛金氏 1女 淑静翁主

でも、これは女官としては最高位の尚宮(サングン)よりも上なんです。

だから、ヨンセンが淑媛の位についたときに、チェ女官長やクミョンが慌てて挨拶にきたんですね。

 

【PR】スポンサーリンク

ヨンセンが生んだ子供も実在?

ヨンセンのモデルになった淑媛李氏には女の子2人がいました。

貞順翁主(チョンスン オンジュ)と孝静翁主(ヒョジョン オンジュ)です。

そうなると、ヨンセンがドラマで生んだ子供は貞順翁主ということになりますね。

 

実は、貞順翁主は以外なところでドラマに登場しています。

それは、チャングムを演じたイ・ヨンエが久しぶりに時代劇に出演して話題になったドラマ「師任堂(サインダン)色の日記」です。

このドラマの中で、王様の中宗に離婚の許可をせがむ王女として貞順翁主がでてきます。

詳しくは>>サイムダンに登場する王女は実在した貞順翁主 を御覧ください。

 

ヨンセンの子供がこんなところで見られるなんてちょっとした感激ものですよ。

ちなみに、演じている女優さんはイ・ジュヨンさんです。

時代劇を見ていて何かしらのつながりを知ると楽しくなりますね。

 

【PR】スポンサーリンク

ヨンセンの称号・淑媛とは?

ヨンセンの称号・淑媛は側室に与えられる位です。

側室の称号は最高位が嬪(ビン/ピン)で最下位が淑媛(スグォン)です。

正一品 嬪(ピン)
従一品 貴人(クィイン)
正二品 昭儀(ソイ)
従二品 淑儀(スギ)
正三品 昭容(ソヨン)
従三品 淑容(スギョン)
正四品 昭媛(ソウォン)←(最終話ではこの称号に)
従四品 淑媛(スグォン)← ヨンセンの称号

 

王様の寵愛を受けると、承恩尚宮(スンウンサングン)、別名特別尚宮になります。

承恩尚宮の位は正五品で女官の中では最高位です。

ここで、王様の子供を生むと側室の最下位・淑媛になります。

ヨンセンも王様の寵愛を受けて、承恩尚宮となり、子供を生んで淑媛になりました。

<豆知識>
承恩尚宮とは、王の寵愛を受けた女官のことで、女官としては最高位の正五品(チョンオプム)の尚宮です。階位としては側室のすぐ下にあたり、王の子供を生んだり、更に深い寵愛を受けると側室になります。承恩尚宮になると、部屋が与えられて女官の仕事が免除されます。ヨンセンも寵愛を受けて、新しい部屋が与えられました。但し、実際には王の寵愛を受けても、承恩尚宮になれなかった女官もいたといいます。

 

ヨンセンの最後~史実との違い

ヨンセンのモデルとなった実在した淑媛李氏は二人目の王女・孝静翁主を生むと亡くなってしまいます。

従って、淑媛李氏の称号は淑媛のままです。

 

また、王が亡くなると側室は原則、宮中から出され、両斑出身の側室は実家に戻り、それ以外の側室は、お寺に入る場合が多かったようです。

しかし、ドラマのヨンセンは大妃の計らいで、中宗が亡くなってからも宮中に残ることができ、昭媛(ソウォン)になっています。

大妃はヨンセンを妹のように見ていたようです。

 

最後までの残る人を見分ける目を持つことは「生き残るためには必須」、今も昔も変わりませんね。

なお、このとき、ヨンセンに二人目の王女がいたかどうかは分かりませんが、最後まで宮中で幸せに暮らしたと想像させてくれます。

 

ヨンセンは王の寵愛を受けた幸運の持ち主

泣き虫でひよわなヨンセンですが、実はものすごい幸運の持ち主なんです。

振り返って見ましょう。

 

ヨンセンは見習い女官の時には、後に水剌間の最高尚宮となるチョン尚宮に仕えます。

チョン尚宮はヨンセンととっても可愛がり、自分の子供のように接しました。

 

実は、ヨンセンはおばーちゃんのように思っていたようですけど。。。

ヨンセンはチョン尚宮が最高尚宮になってから色々とオネダリしていましたよね。

 

その後、チャングムが流刑になって悲しんでいると、偶然、ヨンセンは王様と出会い寵愛を受けます。

そして、一度は忘れられますが、チャングムのおかげで、再度、王様の寵愛を受けて子供を身ごもり、側室になってしまいます。

 

見習い女官のときには、最高尚宮になる人に仕え、女官になってから、王様に偶然出会い側室になります。

更に、王様が亡くなってからも大妃の計らいで、昭媛として宮中に残ることができます。

ヨンセンは本当に幸運の持ち主と言えますね。

 

ヨンセンを演じたパク・ウネとは?

ヨンセンを演じたパク・ウネのプロフィールを紹介します。

生年月日:1978年02月21日
(2025年02月05日現在、46歳)
出生地:韓国・京畿道仁川市(現:南済島)
身長:165cm
血液型:O型
配偶者:離婚して現在独身
子供:2人(双子)
最終学歴:ソウル芸術大学広告創作科卒業

 

1998年に映画「チャン」でデビューをします。

2003年に時代劇ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のヨンセン役でブレイクして人気女優になりました。

2007年のイ・ビョンフン監督のイ・サンに正祖の正室として出演しています。

 

私生活では2008年4月に、4歳年上の事業家と結婚して双子の赤ちゃんを出産しますが、2011年に離婚しています。

結婚後、一時芸能活動をセーブしていましたが、2014年に本格的に復帰しています。

 

ヨンセンの子役を演じたキム・ソヨンとは?

ヨンセンの子供時代を演じたのはキム・ソヨンちゃんですが、キム・ソヨンちゃんの情報はほとんどありません。

<ヨンセンの子役キム・ソヨン>

おそらく、すでに芸能活動から引退しているのではないでしょうか。

なお、同じチャングムの中でチョバンの子供時代を演じたキム・ソヨンとは同姓同名です。

 

キム・ソヨンちゃんは見習い時代に亀を持ち込んだ子として印象に残っていますよね。

泣き虫でいじめられっ子、チャングムに助けられてからいつもチャングムの後をついていました。

でも、いつでもチャングムの味方をしてくれた大親友ですね。

 

まとめ

ヨンセンも実在していた側室がモデルとはちょっと驚きですね。

しかも、ヨンセンが生んだ女の子も実在のモデルがいたとは。

ヨンセンのモデルは淑媛李氏(スグォン・イシ)、子供のモデルは貞順翁主(チョンスン オンジュ)です。

 

チャングム同様に少ない史実から創造して人物を作り上げる脚本家の力には驚くばかりです。

また、脚本家の作った人物から逆に史実を調べることも時代劇を見る楽しみの一つですね。

error: Content is protected !!