日本で視聴できる、興宣大院君が登場する韓国ドラマをご紹介します。
興宣大院君が登場するドラマ
朝鮮末期という激動の時代に指導者として生きた興宣大院君には、多くの実在の出来事と政治的なドラマがありました。
以下が、彼が登場する主なドラマです。
(2001年、ユ・ドングン)
・Dr. JIN
(2012年、イ・ボムス)
・朝鮮ガンマン
(2014年、ユン・スンウォン)
・ミスター・サンシャイン
(2018年、チェ・ジョンウォン)
・緑豆の花
(2019年、チョン・グックァン)
・風と雲と雨
(2020年、チョン・グァンリョル)
この中でも、興宣大院君を深く知るうえでおすすめなのが「風と雲と雨」 と 「明成皇后」の2作品です。
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韓国の作家イ・ビョンジュの小説を原作とした時代劇ドラマで、1989年にも一度ドラマ化されています。
2020年版で興宣大院君を演じているのは名優と言われるチョン・グァンリョルで、この作品でも存在感のある演技を見せています。
制作年:2020年
話数:全21話
監督:ユン・サンホ
脚本家:パン・ジヨン
出演者:パク・シフ、コ・ソンヒ、チョン・グァンリョル
史実について詳しく知りたい方は>>風と雲と雨の実話【王様や王族をコケにする安東金氏の暴政時代】をご覧下さい。
物語は、安東金氏が王をも凌ぐ権力で朝廷を牛耳っている時代から始まります。
興宣君は野望を内に秘めて屈辱を受けながら暮らしていましたが、遂に王の父となり、安東金氏の勢道政治を終わらせます。
このドラマで、没落した王族の興宣大院君がどのようにして、朝廷に入り、権力を掌握していったか、彼の巧みな政治手腕をダイジェスト的に見ることができます。
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全124話の長編作品ですが、興宣大院君と明成皇后にまつわる多くの出来事が丁寧に描かれているのが特徴です。
この時代の歴史を深く理解するには非常に優れた作品です。
制作年:2001年
話数:全124話
監督:ユン・チャンボム、シン・チャンソク
脚本家:チョン・ハヨン
出演者:イ・ミヨン、チェ・ミョンギル、イ・ジヌ、ユ・ドングン
一部では「史実を歪曲している」との批判もありますが、そもそも明成皇后の正確な写真すら現存していません。
しかし、ドラマを通して、興宣大院君と明成皇后の主要なエピソードがよくわかります。
物語の中盤にやや中だるみはあるものの、全体として非常に見応えがあり、長さを感じさせない面白さがあります。
また、途中でキャスト交代はあるものの、イ・ミヨンが演じた気品ある明成皇后の姿は特に印象的で、見逃せません。
まとめ
朝鮮王朝末期、激動の時代に政治の中心に立った興宣大院君は、韓国ドラマでもたびたび描かれてきました。
中でも「風と雲と雨」は彼の若き日から大院君としての台頭までを描き、「明成皇后」は晩年の姿や明成皇后との関係を丁寧に描いています。
韓国時代劇ファンはもちろん、朝鮮近代史に興味がある方にもおすすめです。ぜひ気になる作品から視聴してみてください。