ドラマ「王女ピョンガン月が浮かぶ川」は、夢の共演の頓挫、キム・ジスの途中降板、代役による再撮影とトラブルが相次ぎました。
この記事では、王女ピョンガン制作の舞台裏とキャストの奮闘、そして大賞の受賞までを詳しく解説します。
制作前に頓挫した「王女ピョンガン」
実は、王女ピョンガンは2020年8月頃にソン・イェジンとカン・ハヌルの主演での制作が検討されました。その時のタイトルは「心に沁みついた」でした。
ソン・イェジンといえば、「愛の不時着」で一躍日本でも有名になった女優、カン・ハヌルは「椿の花咲く頃」が大ヒットした俳優です。
まさに、夢の共演でしたが、二人のスケジュールが合わず、結局、頓挫してしまいました。
【PR】スポンサーリンクキム・ジス降板と代役ナ・イヌの緊急登板
2021年1月、今度はキム・ソヒョンとキム・ジスの共演で制作されることになります。
しかし、なんと20話中の18話まで撮り終えたところで、キム・ジスが過去のいじめ問題で途中降板してしまいます。
韓国放送では1話~6話がキム・ジス版、7話からナ・イヌ版にとなり、日本版は全話をナ・イヌで撮り直して放送されました。
ナ・イヌは突然の代役でしたが、プレッシャーを押しのけて好演、話題となりました。
【PR】スポンサーリンク特別出演で登場カン・ハヌル
カン・ハヌルを何とか出演させたかった制作スタッフは、第一話だけの特別出演という形でカン・ハヌルを登場させます。その役はオンダルの父親のオン・ヒョプ役でした。
カン・ハヌルにも、何とか撮影に協力したいという気持ちがあったようです。
序盤だけの登場ですが、かなり強烈な存在感を残し、ファンの期待に応えました。
困難を乗り越えて韓国放送大賞を受賞
数々のトラブルにも負けずに放映された「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」ですが、放送後の評判は大変良く、韓国では第48回韓国放送大賞で作品賞を受賞しています。
主演を努めたキム・ソヒョンは女性最優秀演技賞と視聴者が選ぶ人気俳優賞をダブル受賞するという快挙を成し遂げました。
また、2021年のKBS演技大賞では、キム・ソヒョンが最優秀女優賞と人気賞(女性部門)を受賞、ナ・イヌは新人演技賞(男性部門)を受賞しました。
王女ピョンガンのキャスト
ピョンガン王女を演じたキム・ソヒョン、オンダルを演じたナ・イヌ、そして、オンダルの父・オン・ヒョプを演じたカン・ハヌルについてご紹介します。
ピョンガン王女役のキム・ソヒョン
子役から活躍するキム・ソヒョンは、今や時代劇ファンなら誰もが知る人気女優です。
生年月日:1999年06月04日
(2025年07月05日現在、26歳)
出生地:オーストラリア
身長:165cm
代表的な時代劇:
・太陽を抱く月
・仮面の王 イ・ソン
・ノクドゥ伝~花に降る月明り~
オン・ダルを演じたナ・イヌ
王女ピョンガンでは、突然の出演依頼に戸惑いと同時に、大きなプレッシャーを感じたと言います。
途中登板というハンデにも関わらず、演技は好評を得ました。
生年月日:1994年09月17日
(2025年07月05日現在、30歳)
出身地:韓国光州広域市
身長:187cm
最終学歴:檀国(タングク)大学公演映画学部
代表的な時代劇:
・輝くか、狂うか
・哲仁王后
オン・ヒョプを演じたカン・ハヌル
ミュージカルや舞台を中心に活躍してきたカン・ハヌルです。
今では、その演技力を生かしてドラマでも大活躍する人気俳優です。
生年月日:1990年02月21日
(2025年07月05日現在、35歳)
出生地:韓国釜山広域市
身長:182 cm
最終学歴:中央大学校演劇学科卒業
代表的な時代劇:
・不穏
・麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜
まとめ
ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、制作段階からキャスト交代、再撮影など幾多の試練を乗り越え、完成に至った奇跡のような作品です。
困難の中で奮闘した俳優たちの演技は高く評価され、数々の受賞につながりました。その舞台裏にあったドラマのような実話を知ることで、作品をより深く楽しめることでしょう。
ぜひ一度、実際に作品をご覧ください。